右手と左手に一つずつ

好きなことと日常生活についての雑記

デスノート THE MUSICAL 9/13・18・20 @新国立劇場

 願ってもない再演の決定からずっと楽しみにしていたデスミュを観てきました。1789から徹ちゃんが出るミュージカルをいくつも観てきたわけですが、再演されるものを観るのは初めてです。初演はWOWOWでしか観てなかったのですが、良い楽曲が多くて耳に残るものが多いのは再演でも変わりませんでした。寧ろ、というかやっぱり直に目で見る方がずっと迫力もあって面白かったです。

 

 

13日ソワレ:浦井さん(アフタートーク:おしゃべりリューク)

18日ソワレ:柿澤さん(アフタートーク:W月)

20日ソワレ:柿澤さん(アフタートーク:死神コンビ)

 

13日と18日は1階席前方上手側、20日は2階席若干上手側で私の謎の上手運*1が発揮されました。本当は徹ちゃんがいるアフタートーク回に行きたくて第1希望にしていたのですが見事に全滅。その後V6のアルバムとコンサートに気を取られ、デスミュを疎かにしていたらいつの間にか当選していた13日と18日のチケットがアフタートーク回に化けてました。20日はデスミュの面白さにハマって追加しました←

 

■ざっくり感想

あの緻密な頭脳戦がすごくバランスよくまとまってた印象。終わり方はちょっと唐突な気がしたけど嫌いじゃない。

だんだん狂気に染まっていく2人の月の違いが面白かった。浦井さんはデスノートを手にしても狂気に染まることに抗いながら徐々に堕ちていく感じがして、柿澤さんはデスノートを手にした瞬間からじわじわと狂気に染まって崩壊していく感じがした。で、Lはその狂気に対抗するために引きずり込まれていくイメージ。あと、ワタリがいないせいか最期を迎える瞬間がどの媒体より孤独だと思った。

 

 

夜神月(浦井健治)

ビジュアルが完全に月。デスノートを手にしてもしばらく理性を保っていられる非凡な高校生という印象だった。最後のLの勝ち誇った顔が見たかったって台詞を言うときの狂ったような悪い笑顔が大好きです。死に際のドッタンバッタンが激しくてすごくびっくりした。

 

夜神月(柿澤勇人)

どっちかというと平凡な高校生だと思った。世界を変えたいという思いとデスノートへの小さな子供みたいな好奇心で狂気に染まって崩壊していったように見えた。そのせいか死に際の叫びが子供が全力で嫌がっているみたいに感じた。あと、お顔がすごく好みだった。なんかかわいい。

 

◆L (小池徹平)

座り方とかカップの持ち方がすごくLだった。他のミュージカルのときより低音が聞き取りやすかったように思う。椅子に飛び乗る動きとかキャンディを食べる仕草とか可愛さがハンパなかった。その分Lのグレーなやり方が化け物じみて見えていい意味で気味の悪さを感じた。ワタリがいなくてL自身が動かないと謎が解けないから結構アクティブなLだった。

 

リューク(石井一孝)

死神の衣装がすごく似合ってめいっぱい楽しんでるリュークが最高にかっこよくて可愛かった。歌も上手くて吉田鋼太郎さんのリュークも素敵だったけど石井さんのもかなり好き。少しヒールの高さのあるブーツでマントを翻しながら歩くのがかっこよすぎて目に焼き付けて保存した←

死神が見えるようになったときの「俺、リューク!」って自己紹介が子供みたいな喋り方ですごく可愛かった。

 

◆レム(濱田めぐみ)

ミサミサを好きすぎることが何より伝わってくる。守ろうとする姿は死神より神話に出てくる女神さまみたいだった。レムの歌は涙なしには聴けない。濱田さんがレムでよかった!とても好きです。

 

弥海砂(唯月ふうか)

可愛い、ただ可愛い。18日に観たときは、前日にV6のコンサートを観たばかりだったのでライブシーンは本当にライブ見てる感じになってすごく楽しかった。

 

夜神粧裕(高橋果鈴)

可愛い、好き。私のヒーローで月のことを尊敬していることがひしひしと伝わってくるだけに結末を考えると切なくなる。ミサからみたキラとしての月と粧裕からみた兄としての月の対比がすごく好きな曲。そのまま月がキラの道へ転がり落ちていくのを止めてくれって少しだけ思いながら観てた。

 

 

 

 

 

粧裕のバキューン♡

13日 リューク「スナイパー…」

18日 リューク「狙撃兵か…」柿ラ「狙撃兵ww」

20日 リューク「凄腕…」柿ラ(もう1度やらせようとする)

    →リュークが撃たれたふりをする

 

リュークのりんご禁断症状

13日 リュークの全力禁断症状→浦イト「今忙しいんだ」

18日 柿ラ「全然聞いてなかった、もう1回」

    →全力の禁断症状

    →柿ラ「ごめん、もう1回やって」

    →座った状態で力なく「アー、ウー」

柿ラは鬼かwww

この日のアドリブがこんなことになった理由が後々のアフタートークで判明したけどこのやりとりは笑ったなーw

20日 柿ラ「全然聞いてなかった、もう1回やって」

    →禁断症状再び。

    →柿ラ「今忙しいんだよ、わからないでしゅかーw」顎をなでなで。ネコかww

 

 

13日アフタートーク『おしゃべりリューク

体調不良のため休演した石井さんの代役でリュークを演じた俵さんとリューク役の石井さんのある種レアなアフタートーク。俵さんがリュークを演じることがだんだん楽しめるようになっていったと話していたことと石井さんが作中でリュークが誰より楽しんでいると話していたことが印象深く残ってる。月や総一郎、レムに至るまで苦しみを抱えている中で1人楽しんでるっていうのが実際その通りだからリュークの楽しみっぷりが増すほど他の登場人物が際立つんだよね。

 

18日アフタートーク『W月』

2人の月の違いなんかを結構話していた。盆の上でのたうち回るところでお互いにその激しさを語ったりしてた。でも、何より面白かったのがそれぞれのアドリブの話。浦井さんが割と台本に忠実だよねって話から「俺もだよ」なんて柿澤さんが言うもんだから観客が一斉に\えー/の声が。そりゃ、直前に柿澤さんのアドリブ満載の月を見てるんだから当然でしょうねwリュークの禁断症状のところとかもう1回って1回ですまなかったもん。でも、あれは徹ちゃんが「やって」って言ったからやったそうで、柿ラは鬼かwwwなんて思ったけど真の鬼はLだったというオチwwwむしろ月もLも鬼だった。ちょっとリュークが不憫になったよ。とても面白いアフタートークでした。

 

20日アフタートーク『死神コンビ』

石井さんが終始濱田さんすごいって褒めてた。役が入ると本当にすごいんだと何度もいっていた。ミサへの愛情を歌っている時の迫力とか本当にすごかったので納得。

対して濱田さんは石井さんがとても楽しそうに演じているのを見てより楽しんでほしいと思っていた(ニュアンス)そうで、ここでも13日のアフタートークでも話してた周りが苦しんでる中でリュークは全力で楽しんでるという話に。そのせいか全力で楽しむリュークを思い出して愛おしくなったりした。

 

 

やっと書き終えた。なんとかWOWOWの放送までに書きたいと思っていたので目標は達成。本当に観に行ってよかった。徹ちゃんの歌が一層良くなってたし、リュークとレムがかなり好きだった。石井さんの出てるミュージカルを他にも観てみたいなー。WOWOWの放送でもう1度見られるのが楽しみです。

 

*1:観劇のときにやたらと上手側ばかり当たるのが本当に不思議