ONE MAN STANDING 2019 The Greatest Symphony 行ってきました
念願のOMS第2弾、5/23に観てきました!
観てから既に1週間以上経っているのに感想が”歌上手い””かっこいい””かわいい”くらいしか出てこないほど語彙力が低下してる。そんな状態だけど忘れる前に書けることを書いてしまいたい。
青色の照明にミラボールの光が合わさって一気に幻想的な空間に早変わりして世界観に引きこまれるような感覚。自分も含め、お客さんの少し控えめな「わぁ~」っていう感嘆の声が聞こえて、いよいよ始まる高揚感が半端じゃなかった。
今回は”女心を表現する”ということで早速女性シンガーの曲
You're my only shinin' star / 中山美穂
長い間 / Kiroro
サビの「愛してる でもまさかねそんな事言えない」ってフレーズが好き。女性の素直になれない気持ちが男性の声で伝わってくるのが不思議な感じだった。
実は女性シンガーの曲をあまり知らなくてサビでようやく「あ、聴いたことある!」ってなるくらい疎くて、ちょっと自分が無知なせいで勿体ないことしちゃったかなって思った。
だから、”長い間”のサビを聴いてようやくストンと頭の中に歌詞と今回のコンセプトが入ってきて思わず涙が出てきちゃった
Squall / 松本英子
駅 / 竹内まりや
男性が女性の曲をカバーするのがこんなに良いとは思ってなかった上に、歌ってるのが坂本さんっていうのが素敵すぎて改めて思い出すと頭を抱えたくなる。
私 恋をしている 哀しいくらい
もう隠せない この切なさは
これを坂本さんに感情乗せて歌われたら恋に落ちるしかないじゃん。
Good Bye Day / 来生たかお
もうひとつの土曜日 / 浜田省吾
箸休めに男心もということで2曲。やっぱり女性の曲とは雰囲気が変わるなぁと思ったけど、男女どちらの視点でも情景が浮かんでくる坂本さんの表現力の凄さを実感した。
そして、ミュージカル曲も披露。
TOP HATより
Cheek to Cheek(マサフレンズのみ)
Puttin' on the Ritz
No Strings
去年、どハマりして通ってしまったミュージカル。
今回のテーマにぴったりだし、もしかしたらやってくれるかな?と予想してたけど見事に当たり。もう1度聴けることがすごく嬉しかった。Cheek to Cheekも坂本さんの声で聴きたかったけどヒロインいないと難しいよね。
MCで「女心がテーマなのに、我慢できずにミュージカルやっちゃいました」って言うその言い方が可愛かった。ズルいわ。
今回の45人もの編成のオーケストラでミュージカル曲を聴く機会は滅多にないだろう、といことで聴いて欲しかったということも言ってて、本当にミュージカルが好きなんだなと思った。実際オーケストラ背負ってパフォーマンスする坂本さんはめちゃくちゃかっこよかった。マジ惚れる。
それから、フレッド・アステアのパートナーで1歳年上のお姉さんのになって、海外公演中に貴族の人と恋に落ちてサクッと結婚しちゃう話を持ってきて「女の人ってきっぱりしてるよね?すぐに切り替えられちゃうの?」なんて客席に投げかけたと思ったら「僕も似たようなことありましたからね」って過去の恋を匂わせてくるのズルくない?めっちゃ好き←
ヒュー・ジャックマンとの共通点の話ではTHE BOY FROM OZで同じ役を演じたこととか、今まで出演した演目で1番再演回数が多かったという話が聞けたり、ファンになる前のことが本人の口から聞けるのが楽しかった。
Don't Cry Out Loud
過去に演じた曲をもう1度聴けるのはすごくありがたい。きっと当時観た方は色んな思い出が詰まってるんだろうなと少し羨ましくなった。
更にヒュー・ジャックマン繋がりでThe Greatest Showmanの話へ。
坂本さんが舞台化されることがあるなら是非やりたいと熱く語っていてすごく素敵だった。多分この時だったと思うけど「年齢をネタにはするけど言い訳にはしない」と言っていた姿がすごくかっこよくて眩しかった。
衣装替えで赤いジャケットを持ってきてくれたマサフレンズの方にも”まーくん”がいるということで少しの間Wまーくんのトークも。
なぜか2人ともトークが得意でないという共通点で盛り上がって「あの人が…あの一族がいたら」と言い出して誰かと思ったらイノッチと風間君だった。「呼んじゃう?」と言いつつも最終的には「忙しいから」ってことで断念w
あと、曲の準備をしながら「ヒュー・ジャックマン凄いですよね。歌も歌えて、歌いながらお芝居して、踊れて…そんな人日本にいるんですかね?」って言うから当然、客席からヒューヒュー!と歓声と拍手があがるじゃん。それ聞いた坂本さんが「俺、そういうの大好き」ってご満悦の表情するから可愛すぎてドンドン言いたくなって、実際言った。その後も時折欲しがる坂本さんが可愛すぎて語彙力低下に拍車がかかった。
The Greatest Showmanより
From Now On
This is Me(マサフレンズのみ)
赤いジャケット着て0番に立つ坂本さんかっこよすぎる。歌もダンスもかっこよくて視線は釘付け。実は仕事が忙しくて映画見てなかったんですよ、でも自分が確実に好きなタイプのミュージカルだと確信したので早急に円盤ポチろうと思う。
ここから再び女性の曲
あの日に帰りたい / 松任谷由実
for you…/ 高橋真梨子
Story / AI
”for you…”のサビのどストレートな歌詞とStoryのお互いを支えあうような歌詞に女性の力強さを感じて前半の曲とはまた少し違う印象。特にStoryはよく聴いてた時期があって涙が止まらなかった。原曲聴くと坂本さんの声も思い出しちゃって1週間経った今も涙が出そうになるから本当に歌の力ってすごいと思う。できることならもう1回聴きたかった。
虹~ヒーロー~ / さだまさし
アイドルでもなく、ミュージカル俳優でもなく、シンガーとして歌うという決意が伝わってきて最後にして1番涙が止まらなかった。”I'm a singer”と歌う坂本さんの伸びやかな歌声は圧巻だった。これからも歌い続けるというシンガー宣言のようにも聞こえて嬉しさと切なさが混じりあってこれ以上ないくらい感情がかき乱されちゃって今も引きずりまくってる。最後に七色の虹の照明も綺麗で余計に涙腺崩壊。
アンコール
WAになっておどろう~イレ アイエ~ / AGHARTA
Without You / 坂本昌行
WAになっておどろうのアレンジ楽しかった。
まさかWithout youを聴けるとは思わなかったし、そもそも私が坂本さんのファンになってからソロ曲を生で聴ける機会なんて全くなかったからすごく嬉しかった。CD音源のWithout youは20代の坂本さんの歌声で、今は40代後半で声や歌い方が変わってて色気も増してて惚れるしかなかった。
あと、白一色の衣装がめちゃんこ似合ってて可愛かった。
全部終わってから今更ながらすごい人を好きになっちゃったな、と。
アイドルとして歌う姿やミュージカル俳優として歌う姿はこの数年で何度も見てきたけど、シンガーとして歌う坂本さんはまた違っていて新しいことに挑戦し続ける姿がすごくかっこよかった。
MCが苦手と言いつつも、ミュージカルのことを話してるときは心底楽しそうで本当に好きなんだなぁと感じられてこっちもすごく楽しかった。ライブのMCだとあまり積極的に話の輪に入ってく感じではないから、坂本さん本人から色んな話を聞けるのが嬉しかった。
歌にダンスにトークに、と至福の2時間はあっという間で、かっこよさも可愛さも全部ひっくるめて”恋をするなら坂本昌行”でした。