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好きなことと日常生活についての雑記

関ヶ原を観てきた

関ヶ原観てきました。すごく楽しみだったので1回目は公開日に、2回目は1週間ちょっと経ってから観ました。

 

日本史の授業では必ず出てくる関ヶ原の合戦、原作がまだ読んだことはありませんがどんなふうに描かれるのかということに興味がありました。結果から言うとすごく面白かったです。前半は関ヶ原に至るまで経緯が描かれ、後半は迫力のある合戦シーンで構成されていて結構シンプルだった。勿論、内容については原作の長編小説を2時間半にまとめているので全くシンプルではありませんがw

 

1回目に観たときはテンポの良すぎる会話を理解するので精一杯で合戦のスケールの大きさとか迫力をあまり感じる暇がありませんでした。本当に台詞は早口だし方言もなかなかしっかり喋ってるので耳が慣れるまで少し苦労しました。ただ、関ヶ原の合戦に至るまでの大まかな経緯は頭の中に入っていたおかげで多少の想像力で補いながら8割程度は理解できました。

話の流れが理解できてしまえばこっちのもんです。2回目は5割増しで面白かったです。1回目で聞きとれなかった細かな台詞もちゃんと分かりましたし、なにより一言一句が大事なパーツでそれがないと関ヶ原に行けない感じ。多分基礎知識がないと置いていかれるっていうのはこういうことなんじゃないかと思う。長編を2時間半に凝縮してるからどの台詞にも無駄がない、ある意味名言集を読んでるような状態。原作を読んでない人が言うことじゃないんだろうけどね。実際、観たあとにかなり疲れたのは話の内容が濃いからなんだと思う。

 

2回観てからこの映画の中で1番好きになったのは家康だった。三成が主人公であるが故に悪役っぽく描かれているが、そこに人間らしさというか泥臭さを感じてすごく好きだった。逆に今まで見てきた関ヶ原の描写は三成が悪役っぽくてやっぱり人間味を感じて好きになったわけだけど。私の好みが丸わかりw

家康が好きになれたとはいえ1番は三成であり西軍側が好きなことに変わりはなく、この関ヶ原においては島左近がかなりかっこよく描かれていて大満足でした。欲を言えば最期は壮絶に戦って死んでほしかったということくらいでしょうか。それと大谷吉継もすごく好きでした。出陣前に三成と思い出を語っているところで2人の絆が感じられてお願いだから死なないで、と思いながら観てました。

 

余談ですが、今年3回ほど彦根に行って三成公の居城だった佐和山城跡に足を運んでみたので少しだけまとめてみました。読みたい人がいるか分かりませんが興味があればどうぞ。 

旅行してきた 彦根編①

旅行してきた 彦根編②

旅行してきた 彦根編③

 

ちなみに、佐和山の麓にある龍潭寺は映画の中で前田利家邸として登場していて意図せずロケ地巡りをしていたようです。こちらもそのうちまとめようかと思います。

 

本当に面白かったのでもう1回観に行こうかと思います。